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年末のデータ整理

今日と明日は研究のデータ整理です。
これを4年連続で年末に行っています。
モニター患者さんのカルテ及び頭皮毛髪の写真を検査日ごとに並べ比較します。
それと同時に毛髪本数のデータを入力し、エクセルを使い統計学的処理を行います。
実際に論文にするときには間違いがあってはいけないので、統計を統計学者に委託します。
ここ1年半行ってきた次世代のハーグ治療のデータがほぼ出そろいました。
より良い治療を求めてこれらのデータを使っていくことになります。

当院では常に研究結果を患者さんにフィードバックすべきよう、研究日、データ処理日をつくり諸先生方と討議しております。
次の研究では新たな検査機器を加えて行っていくことになると思います。

来年の正月に新しいプロトコールの草案作りと、Journal of Tissue Engineering and Regenerative Medicineからの査読評価を行うことになります。

レーザーについての勉強会

今日は大阪大学の粟津教授と東海大学の宮坂教授とレーザーについての勉強会です。

レーザーの発信原理、レーザー機器も進歩しています。
多くの研究開発に参加した粟津教授からレーザーの発信装置の仕組みについて詳しい話がありました。

宮坂教授からは2月の第20回日本形成外科手術手技学会について細かな打ち合わせがありました。
やっぱりゴルフですよとおっしゃっていたので、私も同意しました。

イオン導入器の活用

治療に用いているイオン導入器についてJMECの大島副社長からアドバイスをいただきました。

イオン導入器によって溶液をプラスもしくはマイナスに帯電させ、電子の反発によって溶液は皮下へと浸透します。
通常皮膚に塗るより約100倍近い浸透率がありますので、より良い確率で頭皮に栄養を入れなければなりません。
その為、機械の性能が極めて重要になります。
大島副社長の取り扱っているインディバは通電性、出力ともに優れ、よりよい治療が可能になります。

ロシアの学会誌から入稿依頼がありました。
ロシアもIPSを用いた治療ももちろんのこと、そこから派生する3D人工臓器の開発を行っている研究者がいると耳にしました。

査読についても学んでおります

Journal of Pigmentaryから論文入稿依頼のメールが届きました。

また、Journal of Tissue Engineering and Regenerative MedicineからCRF及び脂肪幹細胞を用いた再建についての査読依頼がありました。
東京大学吉村教授が世界に先駆けてはじめた脂肪幹細胞を用いた研究は今では世界各所で多く行われており、その臨床研究の一つがこちらに回ってきたものと思われます。

偶然ですが医局忘年会で吉村先生にお目にかかれました。
先生と脂肪幹細胞の応用について様々な話をしている間に査読の話となり、先生が別のジャーナルから同じような論文の査読を受けられていることが判明致しました。
教授から査読の注意事項など論文について指導を受けさせていただきました。

次期モデル機器についての話し合い

CRFの次期モデル機器について、大学病院での設置について准教授と話し合いました。
従来も空気に触れず脂肪吸引、脂肪幹細胞採取から混入ま.で行うことができました。次期モデルは真空状態で遠心分離出来る為、さらに雑菌などの混入するリスクが無くなります。

カルフォル二アのケン・ウィリアム先生(The Irvine Institute of Medicine & Cosmetic Surgery)から毛髪再生の論文を読んでぜひ話が聞きたいと連絡がありました。
ケン・ウィリアム先生は韓国の再生医療学会に3月の中旬に参加するので出来れば現地でお会いしたいとの申し出です。
“3月1日に医師向けハーグの講習会を開くのでそこに合わせられれば良いですね、若しくは3月中旬に日本に寄れるといいですね。”とお返事しました。

日本人医師向けのハーグセミナーを開催します

中国北京で仮にワークショップを行う際に重要となるであろう項目を洗い出していたところ、日本の先生方も同じ疑問を持つのではないかという結論に達しました。
そこでまずはフィードバックを考え、諸先生方に私共が行っている技術とその原理の周知が必要と感じ、3月に日本人医師向けハーグのセミナー(HARG Seminar)を開催することになりました。
それがひいては日本の患者さんに私共が行っている研究がフィードバックされることとなると信じております。

ここではハーグ治療の原理となる脂肪幹細胞の研究結果とその応用がハーグ療法であることの再確認を行うことが一番の目的です。
原理を知ればその治療のぶれが少なくなります。
各々の先生方に各々の考え方がありますが、それぞれの先生方の良い点が患者さんにフィードバックされるためにも原理の理解は最重要課題となります。

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