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次世代HARGスプレーの濃度調整

次世代ホームケア用のスプレーの濃度を変えて作成することになりました。

可能であれば次世代用のスプレーを全ての必要とする患者さん(当院以外の患者さん)にも配布できたらと考えておりますが、各々の患者さんに効果的な処方で作ると結果として当院の患者さんしか配布ができなくなります。

単独で用いてどの程度改善するかも診ておりますが、治療と併用すると非常に良い結果となります。当院の患者さん達の結果が安定しているのは患者さんの協力と治療とホームケアがきっちりと噛み合っているからと感じております。

シンガポールの形成外科教授と幹細胞について話す

インドネシアよりシンガポールに戻ってまいりました。

シンガポールはやはり都会です。
今日はシンガポールの形成外科教授と美容外科の先生とお会いしました。
脂肪幹細胞を用いた再生医療について話をしました。シンガポールでは幹細胞の処置を行う治療は政府より禁止されているということです。
従って私の治療の技術を診療に用いることが出来ないと話しておりました。幹細胞治療に興味津々のインドネシアとは対照的です。

学会発表

今日は発表の日です。8時に会場に行きました。

会場では、私のパソコンを連動させ発表を行いました。早朝ということもあり千人規模の部屋には約400名しか集まっておりませんでした。40分のスピーチを約35分で話すため、「保存した細胞の再利用」を用いた発表は割愛しました。

ジョーダンの大学からきているDr. Laith Akkashアカシはメラノーマ(悪性黒色腫)について発表しました。

脂肪幹細胞に関する学会発表とライブサージャリー

今日は朝から発表です。脂肪幹細胞とは何か、どの様にして幹細胞を脂肪から取り出すか、どの様に注入するかということについて発表します。この日参加している先生方の知識を充分に把握し「脂肪幹細胞とは何か」というアニメーションのスライドをメインとし、更には脂肪、脂肪幹細胞を用いた手術やその経過について発表しました。

ライブサージャリーまでの準備時間に、我々がどの様にして吸引した脂肪から脂肪幹細胞を取り出しているかのビデオで40分間説明しました。このビデオによって取り出した脂肪幹細胞の注入に至るまでを知ることが出来ます。これはその後の手術を見学するに当たっての予備知識となります。

ライブサージャリーでは52歳の女性の下腹部より脂肪を吸引します。脂肪は全部で40cc採りました。年齢からも皮膚がたるみやすい時期ですし、すでに一度脂肪吸引されている方なので本人の希望する脂肪量は採れません。取り出した脂肪はご厚意により貸していただいた遠心分離器で分離し、ゴルゴ線(midface groove)の骨膜上に注入しました。更に顎のラインを出したいという希望のため、ほほ骨に糸を固定し引き上げました。

実際やることを理解しているのが術者だけであり、かつ全体の流れを把握している者がいないため、機械準備や消毒などの術前準備に時間がかかるだけでなく消毒から手術の説明までを自ら同時に行わなければなりません。また言葉の壁もございます。今回の関係者はDr. Sudarto Oeriaスダラートとその奥様です。Dr. Sudartoスダラートは日本の形成外科と皮膚科で研修を積んでおり、日本語が堪能です。彼が英語から日本語、日本語からインドネシア語に訳します。もし彼がいなかったら、この手術は本日中に終わらなかったことでしょう。結局この日のオペは夜10時に無事に終わりました。

インドネシア到着

ようやくインドネシアソロに到着しました。 ジャカルタより1時間前に到着したキャロラインが空港でお出迎えしてくれました。更に学会会場であるホテルからもお迎えがきておりました。

夕方に明日のオペで使う遠心分離器や役員の先生の所へ確認にまいります。診療の合間に確認をさせていただくので大変なご迷惑を掛けたと考えております。

その後、午後9時30分より明日の患者さんを診察に行くことになりました。明日は午前8時よりプレゼンが始まり午後は手術です。飛行機での疲れもありしびれて動けないほどですがやはり明日の手術前に患者さんを診察し、手術計画を立てなければなりません。

患者さんは51歳、出産経験あり。役員の知り合いの先生の奥さんであることも分かりました。更に本人の希望と当方で考えていること、そして学会側の考えと3つとも違うので何処へ着陸させればよいのか頭が一杯です。

デモンストレーションですから特殊なことを行っても仕方がありません。見学された先生方がキッチリと確認、もしくは持ち帰りができる技術が必要と考えています。

インドネシアへ

いよいよドキドキのインドネシアに旅立つときがきました。

診療を休診にする関係で今日も大勢の患者さんの治療がありました。 深夜、羽田からシンガポールを経由してインドネシアソロに入ります。

インドネシアでデモンストレーション

クアラルンプールからインドネシアへの機械の搬送が通関手続きに時間を要することから非常に苦しくなりました。

美容はまだこれからの国ですから大型の遠心分離器も持ち合わせがありません。そこで小型の遠心分離器でも使用可能な試作10cc用スピッツで濃縮脂肪を作成することになりました。

1週間しかないのに当方に患者さんの情報が入ってきていないので年齢はいくつなのか、男性か女性か又は健康状態はどうなのか分からず不安がよぎります。
果たして手術が可能否か不安です。どの様な患者さんの手術になるのか分からないので脂肪幹細胞移植(CRF SVF)だけではなくフェイスリフトの必要物品や時間に応じてスレッドリフトの必要物品と様々なバックアップの準備をして乗り込むことになります。

インドネシア皮膚外科学会でのデモとC教授、伊藤先生との討論

インドネシア皮膚外科学会のデモで正式に濃縮脂肪移植(CRF)をすることになりました。
当初PRPも考えておりましたが当方の診療データーや臨床データーや個人差が大きいとの理由により中止しました。
そこでマレーシア、クアルランプールから機械をインドネシアソロに持ち込むことになりました。
約100名の医師が手術室に入り見学し、計1100人の医師の前でオペを行うことになりました。

この日C教授とPRPと脂肪幹細胞蛋白について仙台の伊藤先生と共に討論をしました。
今後多方面で今の毛髪再生の理論を用いて研究及び論文を発表していくことになります。
その中でC教授から今後の構想の要となる議題が提案され、それについて更に研究協議して行くことになりました。

S先生との討議

S先生とシンガポールでの発表内容及び7月7日の京都での日本美容外科学会の内容について討議しまいした。
S先生にはシンガポールの形成外科学会より正式に発表依頼が入りました。

我々の日々行っている診療と研究が世界の多くの先生方に理解されてきております。
今後も臨床と研究を進め日本から世界に向けて諸先生方と協力のうえ発信していきたいと思います。

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