- 2011-12-03 (土) 22:25
- 学会・論文
ベトナム ホーチミン(サイゴン)シティにラウンドテーブルミーティングに参加するために参りました。最終スライド確認とプレゼンテーションの練習をしました。
今回の発表は脂肪幹細胞を用いた若返りと脂肪幹細胞分泌蛋白を用いた若返りです。
私達の行っている治療は自己細胞を用いた再生再建医療(オートロガス:Autologous)、脂肪幹細胞から分泌された蛋白による再生医療(ホモロガス:Homologous)に大きく分かれます。
HARG治療はこのホモロガス(脂肪幹細胞分泌蛋白)による頭皮の若返りと再生が主たる治療となります。
今回のプレゼンテーションでは自己細胞自己幹細胞を用いた再生CRF(濃縮脂肪)、マイクロCRF(粉砕濃縮脂肪)の技術による顔面の若返りです。加えてそれらの分泌蛋白による頭皮の若返りと頭皮及び皮膚の若返りについてのプレゼンテーションです。
これらの3つの題目を約30分で発表しなければならなく内容を伝えるのは非常に難しいです。今までの美容医療においては全く観念視点の異なる所からのアプローチです。ヨーロッパ諸国の先生方をはじめベトナムの先生方により理解しやすく話すのが大きなポイントです。そのためにもプレゼンテーションの再考や内容及び時間配分は重要となってきます。
今日は大学の講堂にて発表致しました。多くの先生方は脂肪幹細胞及び脂肪幹細胞の新しい概念すら理解しておらず急遽、発表時間の5分の1をその説明に費やすこととなりました。それにより多くの先生方に新しい視点の知識を分かち合えたかと思います。
プレゼンテーションの場には脂肪吸引を世界で初めて行ったというピエール・フルニエ先生も同席され今まで彼が行っていた脂肪注入への裏付けとなる発表となりました。 フルニエ先生は非常に喜んでおり、彼の最近の著書を説教付きでいただきました。
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