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脂肪幹細胞に関する学会発表とライブサージャリー

今日は朝から発表です。脂肪幹細胞とは何か、どの様にして幹細胞を脂肪から取り出すか、どの様に注入するかということについて発表します。この日参加している先生方の知識を充分に把握し「脂肪幹細胞とは何か」というアニメーションのスライドをメインとし、更には脂肪、脂肪幹細胞を用いた手術やその経過について発表しました。

ライブサージャリーまでの準備時間に、我々がどの様にして吸引した脂肪から脂肪幹細胞を取り出しているかのビデオで40分間説明しました。このビデオによって取り出した脂肪幹細胞の注入に至るまでを知ることが出来ます。これはその後の手術を見学するに当たっての予備知識となります。

ライブサージャリーでは52歳の女性の下腹部より脂肪を吸引します。脂肪は全部で40cc採りました。年齢からも皮膚がたるみやすい時期ですし、すでに一度脂肪吸引されている方なので本人の希望する脂肪量は採れません。取り出した脂肪はご厚意により貸していただいた遠心分離器で分離し、ゴルゴ線(midface groove)の骨膜上に注入しました。更に顎のラインを出したいという希望のため、ほほ骨に糸を固定し引き上げました。

実際やることを理解しているのが術者だけであり、かつ全体の流れを把握している者がいないため、機械準備や消毒などの術前準備に時間がかかるだけでなく消毒から手術の説明までを自ら同時に行わなければなりません。また言葉の壁もございます。今回の関係者はDr. Sudarto Oeriaスダラートとその奥様です。Dr. Sudartoスダラートは日本の形成外科と皮膚科で研修を積んでおり、日本語が堪能です。彼が英語から日本語、日本語からインドネシア語に訳します。もし彼がいなかったら、この手術は本日中に終わらなかったことでしょう。結局この日のオペは夜10時に無事に終わりました。

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