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学会・論文 Archive

IFATS 2018 ベガス発表


福岡大太朗医師は昨年12月に行われた、IFATS(International Federation for Adipose Therapeutics and Sciences:国際脂肪研究治療学会)Annual meetingにおいて、 脂肪由来幹細胞:Exosome/Secretomeテーマの シンポジストとして発表してまいりました。
今学会は、自治医科大学形成外科の吉村浩太郎先生が学会長として、大役を務められました。


●練習風景
まずは、朝早くから誰もいない会場で、
発表者の田代先生とスピーチ練習です。
会場が大きく、2人とも緊張しています。










●講演内容


●講演風景









●発表も無事終わり、ホッとしたところで一枚。











●学会最終日。
Farewell Networking Gala Dinnerでは、吉村浩太郎学会長が会場を回って参加者に声をかけられています。











●記念撮影























IFATでの発表について

「IFAT(International Federation for Adipose Therapeutics and Science)16th annual international conference at the Cosmopolitan 」で12月に発表を行う予定です。

形成外科学会総会の初日に会い、吉村浩太郎先生(自治医科大学教授)から突然、学会役員として今迄の脂肪幹細胞分泌蛋白を用いた治療について、発表して欲しいと依頼を受けました。
吉村先生は東大講師の時代に杏林大学の非常勤講師も務められ、医局の行事の際には様々な話をしておりました。また、国際学会でも招聘講演を一緒に受けたことも数回あります。

先生からは「とにかく臨床の話をして欲しい。」「今アメリカでは脂肪幹細胞の蛋白上清が非常に注目を集め様々なベンチャー企業ができている。」「面白い話を頼む。」とのことで、既に学会のホームページ上には名前も掲載され責任は重大です。

ここでは、HARGENON治療の論文発表用に用意している組織標本や臨床データを公表しようと考えております。

研究結果がCSCRTに掲載されました

お久しぶりです。1年9か月の間、ブログを全く書く事無く、研究を続けておりました。研究発表に至るまでには、とても多くの時間を要するのです。

昨年2017年5月に、Current Stem Cell Research & Therapy (CSCRT)から論文アクセプトの報告を受けました。
この論文は2015年8月に書きあげていたものです。データをまとめるのにおよそ10カ月程度かかりました。書き始めてから論文提出までのおよそ6か月、その前に4か月の間、データの解析等をおこなっておりました。データは2014年10月に取り終えていたという事になります。 データ解析は、ほぼカルテと写真を見て分析、解析を行いますため、年末年始の休みを利用して行うことにしております。
2014年の年末からお正月の休みを用いてデータ分析したものを、翌年の1月からまとめていくのです。

ところで、年末にデータが出ているものとは、その年にすべての治療が終わっている患者様のデータですので、およそ2013年もしくは2012年から治療をスタートされている患者様方の臨床研究データになるわけです。
2012年からプロトコールを完成させ、研究した結果を、なんと2017年に発表しているわけですから、研究から発表までに5年間もの歳月を費やしたことになります。これはほぼ我々の行っている研究にあてはまる構図となります。

今回のCSCRTの前に発表・出版されたe-Plastyも同様です。こちらは2014年3月にアクセプトされましたが、実際この論文は2013年の8月には書き終わっているものです。
このデータは2012年末から2013年始の正月休みに取りまとめたカルテデータから分析したものとなります。2012年末にデータが出ている、つまり2010年に治療を開始された患者様のデータを用いているのです。
その論文が、2014年3月に出たという事は4年3か月の歳月がかかっているものです。

これから発表しようとしているものに関しても同様です。すでに2015年から始めたものをまとめている最中です。
いま成田先生が書き上げようとしている論文も、2015年からのデータをまとめたものと、2010年からのデータを用いたものになります。これだけの臨床研究データを分析して論文にするためには、それ相応の準備が必要となるのです。
データ解析に2016年の年始をあて、更に追加検証してきたものを、書きはじめているという事になります。
そろそろ論文のカタチにはなってきてはおるのですが、これから入稿という順序に進みます。上手くゆけば、本年末までにその論文が出版されることになると思うのですが、下手をすると翌2019年になってしまいます。この論文の中のデータは、2010年から検証を始めていたものも含まれておりますので、既に9年もの歳月が流れているという事になります。
更に、これらのものを統合し、まとめていくということで、時間が相当かかるのです。

臨床データの再確認と整理

憲法記念日の今日、成田先生は今日もまたデータ整理です。患者さんひとり一人の毛髪本数の変化を経時的に数量化してゆきます。程度によって改善の状態も変わります。

図として使用する写真を選別し且つ実験データがわかるように配置してゆきます。カルテと共に一つずつ症例と検査結果を比較しながら数値の確認を行ってゆきます。診療のない日でないとカルテを並べての確認はできません。この連休の休みに、できるだけのデータの再確認と整理を行ってゆきたいと思います。

アメリカのRichard Chaffoo先生からからprotocolについて再三の質問が届きました。やはり再生医療について知識が無いとなかなか理解が難しいのだなと実感しました。

臨床研究の検査結果の検証

共著者である先生と5年前から始めている臨床研究の検査結果の解析とその結果について検証しました。今回すべての検査結果が出そろい、これらをまとめて結果を報告します。残るデータ入力もごくわずかとなり5月3日にはほぼデータ入力が終了します。休みの日であるにもかかわらず成田先生はデータ処理に時間を費やしております。今回は毛髪再生臨床研究のトータル的な発表すべく考察の内容を考えています。
29日発行の週刊ポストに毛髪再生の記事が発表されました。異色な記事だけにどのような反響をもたらすのか不安ですが、女性記者にはインタビューの内容を充分に理解していただけたと思っております。記事になるまで一抹の不安もありましたが、簡単な且つ非常にわかりやい良い記事にまとめてもらえました。

形成外科学会 特別招待講演

特別招待講演はデンマーク王立研究所からいらしたKaare Christensen教授の1時間半にわたる講演です。一卵性双生児の2人がどのように年を取ってゆくのかを調査研究したものです。Ageing加齢と遺伝子との関係を調べ、老化の割合と関連の発表です。主任教授の波利井教授が座長を務めました。

特別講演終了後、教授と会場入り口で待ち合わせをしました。多くの先生方と話をされておられるのでなかなか話し合いになりません。仕方なく会場からすぐ近くのホテルへ移動して、相談させていただきました。相談内容の1点は成田先生の論文です。同時に1月23日に銀座で行われた「臨床論文の研究」の書き方について福原先生ご指導のセミナーについてご報告をさせてもらいました。また今後の再生医療の柱でもある創傷治癒についても相談させていただきました。

形成外科学会が始まりました

第59回 日本形成外科学会の初日です。成田先生と論文の打ち合わせをしました。彼は論文の統計解析ソフトSPSSの分析結果のみを添付しているため、全体のデータ処理の概要が分かりません。それについての討論をし、月曜日に行われる薬剤師で統計学者の瀬戸山先生とのディスカッションまでに大まかな比較検討の対象を絞り込んでゆきたいと思います。

夕方から、あきの参議院議員の先生からお話がありました。参加者の先生方は歴代の学会理事長や会長の教授先生達です。医師サイドから見ただけでなく患者サイドから見た重要性をいかに検証するかが重要ですとのお話がありました。当然のことながら医療も双方向な検討が重要になります。このことについてあきの先生から提言がありました。当たり前のことですが、忘れがちになりやすいことです。驕ることなく、あらゆる角度からの検証が重要です。肝に銘じて研鑽してゆきたいと思いを新たにしました。

夜は医局員の先生方との交流会(杏会)です。普段なかなか会えない先生方にお目にかかれるので大変有意義な時間を過ごすことができます。今回は産業医科大学の医局と合同での交流会となりました。産業医科大学の安田教授の隣に我が主任教授の波利井教授、その隣に多久嶋教授といった面々の教授先生方に囲まれなかなかの緊張感の中での交流会と称した飲み会です。1つ隣の部屋では金沢医科大の先生方の懇親会です。前理事長の川上教授が突然押しかけてくるといった波利井教授との仲ならではのハプニングもあり非常に充実した楽しい会となりました。

形成外科手技学会

大宮ソニックシティで形成外科手技学会が開催されました。昨年会長の三鍋先生から直々に出席し、勉学するように指示を受けておりましたので、多くの手技を勉強するつもりで参加させて頂きました。

同じ杏林大学の非常勤講師でもある、百澤先生が座長を勤め、百澤先生、岩城先生と水谷先生のセミナーを拝聴させて頂きました。岩城先生のVolumeを補う方法は、私が4年前の平成22年に箱根で開催された日本臨床皮膚外科学会「フィラーとヒアルロン酸、その構造、特性、使用の仕方」の教育セミナー講演としたものと内容的には重複しています。水谷先生のFillerGellarを用いた目元周囲の技術は、脂肪の特性と脂肪幹細胞の特性を生かした非常に高度なテクニックです。我々も以前(平成21年)横浜で開催された日本美容外科学会でその技術と若返りについて発表及び症例報告を行いました。

福原先生の講習会当日

福原先生講習会には30人の方々に参加していただけました。夕方5時から行われるこの臨床研究のセミナーには東海大学、東京医科大学、北里大学、独協医科大学の教授を含む多くの医局員の先生方に参加していただきした。講師、准教授、教授の先生方だけでも10人もの先生方が参加し、総勢25人の医師が福原先生の話に耳を傾けました。

臨床論文を書くにあたり日ごろから気をつけておかなければいけない注意点について十分に納得がいきました。日常の診療に追われると、なかなか研究論文を書くという視点から考察する時間やその考え方が不足しております。この点について多くの先生方の教官として指導してこられた福原先生ですので、講義の的は外すわけはありません。福原先生の大学院生もすでに125人を超えたとお話しされておりました。その中から何人もの先生方が教授になられたと伺っております。

データの解析方針討論

成田先生と各々の考えで解析したデータを持ち寄り今後の解析方針を討論しました。診療の合間を縫って意見交換し、最終的には診療後にどのような論文の書き方をするか、もう一度考え直します。

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