HARGで発毛するしくみ

こうしてうす毛になっていく! うす毛になるメカニズム

男性と女性ではホルモンの関係で毛髪の寿命にも違いがあり、通常男性で2〜5年、女性で4〜7年と言われ、その寿命の中で毛周期が繰り返されています。
この毛周期の中で新たに成長期に入る毛髪が少なくなると男性の場合はハゲ症状が見られるようになり、女性の場合は薄毛となるケースが多くあります。

毛周期サイクルとは?

髪には、成長期(2〜6年)、退行期(2〜3週間)、休止期(2〜3ヶ月)という周期があります。
通常はこの周期が繰り返される事で頭髪の量が一定に保たれます。

1.成長期

髪が成長をしている時期。髪は1ヶ月に 1cm程度伸びる。


2.退行期

細胞分裂が止まる退行期に入ると、その後髪が抜け落ちる休止期へと移行する。


3.休止期

毛母細胞が活動行わなくなる。その部分には髪が生えてこない状態となる。

毛周期サイクルの乱れは薄毛の始まり

さまざまな原因で成長期が短くなり、逆に休止期が長くなることで、髪が成長しない部分が多くなり、薄毛や禿げといった症状が表れるようになります。

毛周期サイクルを正常に戻していくのが、HARG療法

毛周期サイクルを正常に近づける

毛髪の成長において、毛根血流の増加および毛母細胞への栄養分の取り込みが毛質改善に関連していると考えられています。
そのため従来はメソカクテル(血管拡張薬、ビタミンB、コエンザイムQ10などを含む薬剤)と呼ばれる薬剤を用いた「メソセラピー」による育毛治療を行ってきました。

メソカクテルのみでも1~3回の治療で抜け毛の減少、髪質・頭皮の透見の改善がみられます。しかしこれだけでは脱毛症の進行予防、既存の毛質の改善などのいわゆる育毛効果が見られたとしても、短い頭髪における著名な変化、後退した前額部の増毛、中等度以上の頭頂部の脱毛改善には効果が不十分でした。

HARG療法の発毛メカニズム

毛髪の休止期に入り活動を停止している部分では、細胞が死滅しているわけでは無いため、髪を生やす機能が失われているわけではありません。

HARG療法では、こうした休止期になっている部分に成長因子を注入する事により、毛母細胞を刺激して細胞の分裂を活性化し、さらに髪に必要な栄養を送り出す部分を刺激することで毛母細胞への栄養供給も活発にします。

その結果、コシやツヤのある元気な頭髪の再発毛が行なわれ、根元からしっかりと太い髪が増えることによって全体のボリュームアップが行なわれます。

また、定期的な注入により細胞を刺激し続ける事で毛髪の成長サイクルを正常に戻し、長期的に健康な頭髪を保つ事が可能となります。


HARGの薬剤が休止期の毛母細胞を成長期に導く

HRAG治療ではメソカクテルとAAPEを加えたHARGカクテルを投与します。

AAPEとは健康な成人女性から採取した脂肪幹細胞を培養した細胞から分泌された、各種の成長因子を含んだタンパクを指します。
この豊富な成長因子は、休止期の毛母細胞を成長期へ導き、成長期の育毛細胞活動を刺激します。AAPEの中には毛包成長期の誘発効果のあるFGF-7や、毛髪再生をを促進させるVEGFなど150種類を超えるサイトカイン(細胞から分泌されるタンパク質)が含まれています。

  • ①成長期段階にある毛髪を誘発させる効果
  • ②増殖毛乳頭細胞とケラチノサイト※の増加
  • ③毛包成長の増加
  • 「ケラチノサイト」(角化細胞)・・・皮膚の乾燥を防ぎ、潤いを与える働きを持つ

AAPEを頭皮に投与することで、上記の1〜3のような作用があります。
基礎実験では脂肪由来幹細胞から分泌された蛋白が、休止期の毛根を増殖期に転換させることが検証されました。

つまり、「メソカクテル」と幹細胞から抽出された成長因子を豊富に含むAAPEを混合した「HARGカクテル」は、成長期段階にある毛髪の成長を促進し、髪質を改善させることが出来るのです。

一方、休止期段階にある毛包に対しては成長期への誘導を促進し、休止期を短くすることが出来ます。
休止期の毛包に対して毛髪再生を促すことによって、育毛増毛効果を発現しているということがおわかりいただけたでしょうか。

育毛メソカクテルと成長因子でつくるHARGカクテル

再生医療の「幹細胞」に着目し、毛髪の再生を実現

従来の治療法の行き詰まりから注目されたのが脂肪幹細胞です。

理論的に、脂肪幹細胞を頭皮に移植すれば増毛効果が得られると考えられています。
脂肪幹細胞は比較的容易に採取可能ですが手術が必要で、原則として自家移植のみ可能です。

また、採取した脂肪幹細胞の体外保存は大変難しく、有効に臨床使用されるには多くの制約があります。

以上の理由から脂肪幹細胞の移植を個人的に行うということは、現在不可能に近いというのが現状です。

これを受けて、これらの制約を受けることのない有効因子が開発されました。それがHARG治療に使用されるAAPEと呼ばれるタンパクです。
人間をはじめ、すべての生き物の身体は細胞からできています。様々な機能を有した細胞が集まって生命活動を維持しているのですが、中でも他の細胞を作り出す役割(分化)を担っているのが、「幹細胞」と総称される細胞です。

「幹細胞」は、言い換えれば人間の様々な器官を作り出せるということです。

幹細胞の分化

つまり、この幹細胞から人間の様々なパーツを再生することが可能ということになります。 HARG療法は、この仕組みを応用しています。HARG療法で利用される成分(成長因子)は、脂肪幹細胞から、細菌、ウイルスフリーにて製造されているもので、非常に安全性が高く、アレルギー起因物質も含まれないことが確認されています。

再生医療の技術で発毛するしくみ

幹細胞由来の「成長因子」が含まれた「HARGカクテル」を注入

HARG療法で利用される成分(成長因子)は、脂肪幹細胞を培養し、そこから取り出されたたんぱく質を濾過して精製されます。

毛髪再生のために特別に作られたこの成長因子「AAPE」と、毛髪再生に必要な各種ビタミンやたんぱく質、アミノ酸成分などを配合した 「育毛メソヘアーカクテル」をブレンドした「HARGカクテル」を、頭皮の薄毛が気になるところに注入します。

成長因子には様々な種類が存在し、人の体の中で様々な役割を担っています。
その成長因子の中でもHARG療法において特に重要な役割を持つのが『KGF』とよばれるもので、 毛髪を構成するタンパク質の一種である、ケラチンを作り出す毛母細胞を直接刺激する働きを持つものです。
幹細胞に含まれる多くの成長因子の中でもKGFが多く含まれているため、増毛効果が見込めます。

KGF(ケラチノサイトグロースファクター)
ケラチン(毛髪を構成するタ ンパク質)を作り出す毛母細胞(ケラチノサイト)の増加を促進させる働きがあり、発毛に必要不可欠な成長因子。
PDGF(プレートレットデライブドグロースファクター)
毛の成長期を保 持するために必要不可欠な成長因子。
VEGF(バスキュラーエンドセリアルグロースファクター)
頭皮の血管新生に必要不可欠な成長因子。

HARG療法で用いられる医薬品「AAPE」は国内においては薬事法上の承認を受けておりません。
⟨入手経路⟩
医師免許による個人輸入です。製造元:Prostemics社(Seoul, Korea)
※承認を受けていない医薬品について、厚生労働省ホームページに注意点が掲載されておりますので、ご参照ください。
「個人輸入において注意すべき医薬品等について」
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
⟨国内の承認医薬品等の有無⟩
現時点では同一成分を有する国内承認医薬品はございません。
⟨主要な欧米各国における承認・使用状況⟩
米国FDA、韓国KFDAの承認取得済み
現在までに170以上の施設にて3万例を越えるメソ注入治療が検証されています。

HARG療法は女性にもおすすめ

意外に思われるかもしれませんが、当院の患者様の約半数は女性です。

薄毛は男性よりも、女性は特に気にされる方が多くいらっしゃいます。
しかし、薄毛治療の多くは男性に向けたもので、女性にはなかなか踏み出しにくいものです。

HARG療法は、再生医療で毛髪を改善するため、男性ホルモン等の影響を阻害するような成分は含まれておらず、女性にも安心して受けていただくことが出来、さらに、効果が女性は出やすい治療です。

女性に勧めたいHARG療法

HARG開発クリニックならではの専門医師による治療

HARG開発クリニックならではの専門医師による治療

桜花クリニックは、2009年に開業し、HARG療法による薄毛治療だけを専門に行って参りました。

発毛、育毛に対し真摯に取り組み、患者様一人ひとりと向き合って、妥協の無い治療で結果に結びつけます。


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