HARG(ハーグ)療法とは

HARG(ハーグ)療法とは

HARG療法は、「Hair Activated Regeneration Growth(ヘアーアクティヴィティドリジェネレーショングロウス)」の略称で、毛髪再生治療です。また、毛髪再生の有効成分をダイレクトに頭皮に与えていく治療法で、医療機関でしか施術することができない発毛・育毛療法です。HARGカクテルと呼ばれる、脂肪由来の幹細胞から抽出した成長因子やその他の栄養素を頭皮に注入することで、毛包や毛髪細胞を活性化させ、髪の成長を促進します。

目次

HARG(ハーグ)療法の特徴

①治療後は一定期間放置できる

特徴①

HARG療法の最大の特徴は、一定期間の治療後は数回のメンテナンスで毛髪を維持できることです。薬物療法と比較すると、薬の服用を継続する必要がなく、再びAGAが進行するリスクも低いため、トータル的なコストや通院の手間、薬の飲み忘れなどの心配が少なくなります。また、一時的な再生ではなく本来の能力を取り戻すため、従来の治療法とは異なります。

②高い発毛効果!年齢や性別に制限なし

女性の発毛効果

AGAで使用されるフィナステリドを始め、従来の薬品や錠剤は男性のみに効果が認められ、女性には副作用を誘発する可能性があることから使用できませんでした。

しかし、HARG(ハーグ)療法は、 ヒト由来の薬剤を使用するため、身体にやさしく、副作用によって制限の多い女性の薄毛治療にも高い効果と安全性が期待できます。

さらに治療時間は約20~30分程度で、 ダウンタイムもなし。普段の生活をしながら治療が可能です。さらに当院では、一人ひとりの体質や頭皮の状態によって、使用する薬剤を調整し、無理のない治療に配慮しています。

③副作用が少ない

薬物療法などは肝機能障害など様々な副作用が起こる可能性があります。
ミノキシジルには痒みや血圧低下、体毛が濃くなるなどの副作用が報告されており、プロペシアは胎児への影響から女性の使用は禁忌とされています。

HARG療法の発毛のメカニズム

薄毛の原因とは

髪にはヘアサイクル(毛周期)と呼ばれるものがあります。期間は大きく3つに区別することができます。

①成長期(2~6年)
②退行期(2~3週間)
③休止期(2~3ヶ月)

※ヘアサイクルの長さには個人差があります。

男女問わずこのヘアサイクルが乱れると薄毛に繋がります。髪の成長期が短く、休止期が長くなってしまうことで、「髪が生えない」、「生えたとしてもすぐに抜け落ちてしまう」といったトラブルを引き起こすのです。
つまり、薄毛を改善するためには、ヘアサイクルを正常に戻す必要があります。

HARG療法の発毛の仕組み

150種類以上の成長因子が
細胞に効く!

休止期になると、髪の毛は生えてきません。

しかし、その部分の毛母細胞はまだ生きているため「髪の毛を生やす力」は残っています。

この点にHARG療法は着目し、独自にブレンドしたHARGカクテルを開発。それを頭皮に注入し、眠った細胞を目覚めさせることで再び成長期へ導くことに成功しました。

つまり、HARG療法とは、薬剤の力だけで髪の毛を生やすのではなく、細胞自らが再び発毛するように促す仕組みなのです。

HARGカクテルの発毛の仕組み

HARGカクテルとは?

幹細胞由来の「成長因子」が含まれた「HARGカクテル」。HARG療法で利用される成分(成長因子)は、脂肪幹細胞を培養し、そこから取り出されたたんぱく質を濾過して精製されます。
毛髪再生のために特別に作られたこの成長因子「AAPE」と、毛髪再生に必要な各種ビタミンやたんぱく質、アミノ酸成分などを配合した 「育毛メソヘアーカクテル」をブレンドした「HARGカクテル」を、頭皮の薄毛が気になるところに注入します。
成長因子には様々な種類が存在し、人の体の中で様々な役割を担っています。その成長因子の中でもHARG療法において特に重要な役割を持つのが『KGF』とよばれるもので、 毛髪を構成するタンパク質の一種である、ケラチンを作り出す毛母細胞を直接刺激する働きを持つものです。幹細胞に含まれる多くの成長因子の中でもKGFが多く含まれているため、増毛効果が見込めます。

HARGカクテルの発毛の仕組み

KGF(ケラチノサイトグロースファクター)

ケラチン(毛髪を構成するタンパク質)を作り出す毛母細胞(ケラチノサイト)の増加を促進させる働きがあり、発毛に必要不可欠な成長因子。

PDGF(プレートレットデライブドグロースファクター)

毛の成長期を保持するために必要不可欠な成長因子。

VEGF(バスキュラーエンドセリアルグロースファクター)

頭皮の血管新生に必要不可欠な成長因子。

HARGで発毛の仕組みについて詳しくはこちらから

HARG療法と他の治療法との違い

ご自身で行う育毛剤やかつらなどの薄毛「対策」と、クリニックでの薄毛「治療」のメリット・デメリットを比較してみました。

医師による薄毛の「治療」とは、どういったものなのか?ぜひ参考にご覧ください。

方法 デメリット メリット
HARG療法
  • 効果が実感できるまで治療回数と時間がかかる
  • 通常の注入方法は痛みを感じる
  • 初期費用は、他の治療法に比べると高め

※当院が現在提供しているH-non療法はHARG療法の進化系として効果が大幅にアップ
詳しくはこちらから

  • 高い発毛率
  • 治療後、放置できる
  • 自分の髪の毛が生える
  • 副作用がない
  • 制限の多い女性に対しても施術が可能
  • 局部の発毛が可能
  • ダウンタイム無し
薬物療法
  • 服用をやめると薄毛が急速に進む
  • 長期的な服用が必要になる
  • 初期脱毛が起こる可能性がある
  • 副作用が起こる可能性がある
  • 多毛症などの全身の毛が濃くなることがある
  • 女性は使用できない事が多い
  • 手軽に出来る
  • 男性に対して高い効果がある
育毛剤
  • 効果が出ないことがある
  • 効果の発現に時間を要す
  • 長期継続する必要がある
  • 女性が使えないことがある
  • 手軽である
  • 経済的負担が軽い
育毛サロン
マッサージ
  • 効果が出ないことがある
  • 効果の発現に時間を要す
  • 長期継続する必要がある
  • 長期的に費用がかかる
  • 悩みを相談できる
  • エステ効果でリフレッシュできる
  • 毛髪へのマイナス要因をとる
増毛サービス
(エクステンション)
  • 長期的に費用がかかる
  • 毛髪への負担がある
  • 発毛を待つ必要がない
  • 身体的負担が軽い
  • 悩みを相談できる
つけ毛
(部分用かつら)
  • 蒸れることがある
  • ずれる可能性がある
  • 急に毛が増えるので、ばれやすい
  • 手軽で気軽に取替え可能
  • その日にすぐ毛が増える
  • 自由に増やせる
かつら
  • 蒸れることがある
  • ずれる可能性がある
  • 周囲にばれやすい
  • 毎日つけていなければならない
  • 女性の場合、ヘアカラーを気にする必要がある
  • 手軽、気軽に取替え可能

HARG(ハーグ)療法で「発毛」して「抜けない髪」へ

上の表でわかるように、HARG(ハーグ)療法は治療してすぐ薄毛が隠れるものではないため、即効性のなさはデメリットといえます。

最大の特徴は、制限の多い女性の薄毛に効果があること。そして、 一定期間の治療を受けた後に放置することが出来ます。自分の髪をもう一度発毛させたい、継続した効果を実感したいと考える方には、クリニックでのHARG(ハーグ)やH-non療法など、「毛髪再生医療」をおすすめします。

薄毛改善で最も重要なのは、ご自身の頭皮の状態を把握したうえで適切な処置を施すことです。

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薄毛・AGA治療を検討されている方は、お気軽にご相談下さい。
当院は、無理な勧誘は一切行っておりませんのでご安心ください。

HARG(ハーグ)の施術方法

HARG治療は、頭皮にHARGカクテルという薬剤を注入して行います。
当院では、患者様の状態によって、3つの注入方法をご用意しております。

注入法①.パピュール法

パピュール法

注射針で頭皮に薬剤を注入する、HARG療法では最もポピュラーかつ効果的な方法です。
表皮と真皮の間に薬剤を注入し、有効成分を浸透させます。
治療の際に多少の痛みを伴いますが、薬剤と注射器の改良によって、従来より痛みを低減することに成功しました。
不安が残る患者様には麻酔も可能ですが、使用されない方がほとんどです。

新しく導入した注射器で改善された点

治療時の痛みに配慮

  • 注射針のレンジを調整 → 正確な深さに注入
  • 31ゲージの細い針 → 痛みの軽減
  • 注射針のロック機能 → 固い頭皮も安全

注入法②.エレクトロポレーション

エレクトロポレーション

注射の痛みが不安な方に向けた、注射器を使わずとも高い薬剤の導入率が期待できる治療法です。
痛みが少なく、注射を使った治療に近い効果があります。

エレクトロポレーションとは

特殊な電気パルスで一時的に細胞膜に微小な穴を開け、表皮からは届かない高分子の美容成分を角質層奥まで浸透させる技術。
針を使用しないため、痛みはなく、皮膚が傷つくこともありません。

エレクトロポレーションとは

注入法③.フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザー

レーザーで皮膚に極小の穴をあけ、そこから有効成分を浸透させていく方法です。

効率よく薬剤を浸透させることができて痛みも少ないため、患者様の負担になりにくい新しい治療法として注目されています。
しかしながら、パピュール法に比べて個人差はあるものの、発毛効果を実感できるまで多少治療回数がかさんでしまう場合があります。

当院で使用するHARGカクテルは、各種有効成分を患者様一人ひとりに合わせてブレンドするため、高い効果が期待できます。

ただし、症状や頭皮の状態によっては、HARG療法でなく育毛メソセラピーやプロペシア、育毛サプリ等で当面の対処を行う方が適切な場合もございます。

HARGカクテルについて

リスク・副作用に関して

個人差はありますが、治療には痛みを伴う場合があります。

  • パピュール法
    まれに毛膿炎が発生したり、滲む程度の出血が生じることがありますが、数時間から数日で改善します。
  • エレクトロポレーション
    薬剤によってはまれに肌にピリピリとした違和感が生じることがあります。個人差もありますが、数時間から数日で改善します。
  • フラクショナルレーザー
    まれに色素沈着や赤みが出たり、腫れることがありますが、数時間から数日で改善します。

HARG療法が向いている方

  • 内服薬による副作用が気になる方
  • 薄毛治療において制限の多い女性の方
  • 根本的に薄毛を解決したい方
  • AGA(男性型脱毛症)
  • FAGA(女性型脱毛症)
  • 若はげ
  • ストレスや生活習慣による抜け毛、脱毛など

一般的な内服薬による薄毛改善の効果は、薬の服用中だけに限られますが、頭皮の再生能力自体を高めるHARG(ハーグ)療法では、治療後にも発毛効果が持続するため、薄毛のお悩みを根本的に解決したい方におすすめの治療法です。
AGA(男性型脱毛症)治療にはもちろん、副作用によって一般的なAGA治療薬(ミノキシジルやプロペシアなど)を使用できない女性の薄毛治療にも大変効果があります

動画で知るHARG(ハーグ)

進化した発毛効果「H-non」

「H-non(エイチノン)」とは、より高い発毛効果を追求するため、HARG(ハーグ)療法の開発者が自ら改良・進化させた進化版HARGです。
従来のHARG療法からどこが進化したのか、分かりやすく動画にまとめました。

来院から治療までの流れ

当院で行っているHARG(ハーグ)療法について、来院から施術までの流れを動画でご紹介しています。
カウンセリングから診察、HARG薬剤の導入まで、一連の流れをぜひご確認ください。

開発者の福岡医師が自らHARG(ハーグ)を体験

HARG(ハーグ)治療は痛い!?
開発者である福岡ドクターが実際に受けてみました。

男性のAGAや、女性の薄毛に効果の高いHARG(ハーグ)療法。
この動画では、開発者である福岡医師が、パピュール法による施術を体験しています。

BS-TBSの美容口コミ広場TV「理想の髪型編」に福岡先生が出演

頭皮ごと薄毛を改善する HARG(ハーグ)療法

BS-TBS 美容口コミ広場TVの「理想の髪型編」に、HARG(ハーグ)療法を開発した桜花クリニックが取材を受け、福岡先生が出演しました。
HARG療法についての解説、女性ADさんによる施術の疑似体験まで、一連の治療のイメージがわかりやすく紹介されています。

監修医師

医学博士  福岡 大太朗(ふくおかひろたろう)

HARG(ハーグ)療法を開発した、再生医療認定医。

HARG(ハーグ)療法開発者 インタビュー

監修医師

医学博士  福岡 大太朗
(ふくおかひろたろう)

院長 福岡 大太朗(ふくおか ひろたろう)

HARG(ハーグ)療法を開発した、再生医療認定医。

HARG(ハーグ)療法開発者 インタビュー

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