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研究結果がCSCRTに掲載されました

お久しぶりです。1年9か月の間、ブログを全く書く事無く、研究を続けておりました。研究発表に至るまでには、とても多くの時間を要するのです。

昨年2017年5月に、Current Stem Cell Research & Therapy (CSCRT)から論文アクセプトの報告を受けました。
この論文は2015年8月に書きあげていたものです。データをまとめるのにおよそ10カ月程度かかりました。書き始めてから論文提出までのおよそ6か月、その前に4か月の間、データの解析等をおこなっておりました。データは2014年10月に取り終えていたという事になります。 データ解析は、ほぼカルテと写真を見て分析、解析を行いますため、年末年始の休みを利用して行うことにしております。
2014年の年末からお正月の休みを用いてデータ分析したものを、翌年の1月からまとめていくのです。

ところで、年末にデータが出ているものとは、その年にすべての治療が終わっている患者様のデータですので、およそ2013年もしくは2012年から治療をスタートされている患者様方の臨床研究データになるわけです。
2012年からプロトコールを完成させ、研究した結果を、なんと2017年に発表しているわけですから、研究から発表までに5年間もの歳月を費やしたことになります。これはほぼ我々の行っている研究にあてはまる構図となります。

今回のCSCRTの前に発表・出版されたe-Plastyも同様です。こちらは2014年3月にアクセプトされましたが、実際この論文は2013年の8月には書き終わっているものです。
このデータは2012年末から2013年始の正月休みに取りまとめたカルテデータから分析したものとなります。2012年末にデータが出ている、つまり2010年に治療を開始された患者様のデータを用いているのです。
その論文が、2014年3月に出たという事は4年3か月の歳月がかかっているものです。

これから発表しようとしているものに関しても同様です。すでに2015年から始めたものをまとめている最中です。
いま成田先生が書き上げようとしている論文も、2015年からのデータをまとめたものと、2010年からのデータを用いたものになります。これだけの臨床研究データを分析して論文にするためには、それ相応の準備が必要となるのです。
データ解析に2016年の年始をあて、更に追加検証してきたものを、書きはじめているという事になります。
そろそろ論文のカタチにはなってきてはおるのですが、これから入稿という順序に進みます。上手くゆけば、本年末までにその論文が出版されることになると思うのですが、下手をすると翌2019年になってしまいます。この論文の中のデータは、2010年から検証を始めていたものも含まれておりますので、既に9年もの歳月が流れているという事になります。
更に、これらのものを統合し、まとめていくということで、時間が相当かかるのです。

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