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MBFとベトナム講演の抄録の最終確認

今日は10月2日に発表するMBF(日本抗加齢美容医療学会Medical Beauty Forum)抄録の最終確認とベトナムで行う招待講演の抄録の最終確認を和文英文で入稿しました。

和文の方を掲載します

 

『脂肪由来幹細胞による皮膚の若返りとその分泌蛋白による皮膚及び頭皮・毛髪の再生治療』

幹細胞を用いた再生医療はこれからの臨床医療の大きなテーマの一つである。近年では再生医療の進歩と共に各種幹細胞の利用が活発になっている。我々は成人脂肪由来幹細胞及びその分泌蛋白を用いて、皮膚と毛髪の再生治療を行い良好な結果を得ているので報告する。

【方法】
成人女性腹部から脂肪吸引した脂肪組織より脂肪幹細胞を取り出し、約2週間に亘り低酸素状態において細胞を培養する。最終的に血清が無い状態とし幹細胞を刺激し、そこから分泌された蛋白を抽出する。この抽出蛋白(Advance Adipose-derived stem cell protein extract; AAPE, Seoul, Korea)に、ビタミンやアミノ酸を加えて皮膚の若返り、毛髪再生といった治療を行なった。

30G・32Gの針を用いNappage法・Papule法といったメソセラピーの手法で治療する。皮膚・毛髪の再生が行われるまで3週から6週間に一度の治療を続けその状態を経過観察した。
患者自身の腹部や大腿からメディカン製のLIPOMAX-SCを用い、外気に触れずにシリンジ内で吸引した脂肪細胞に約120kg/㎠の圧をかけて赤血球や水分・脂肪細胞・油脂成分の三つに遠心分離する。ウエット及び油脂部分を廃棄し、濃縮脂肪(CRF)を取り出し、患者本人の顔面部に注入する。その後3~6ヶ月後に冷凍保存した患者本人の濃縮脂肪を半顔面部に注入し左右差を比較検討した。

【結果】
毛髪再生治療に関しても、約4~6ヶ月の早い期間で効果が現れている。

患者満足度と改善効果を5段階で評価した。悪化は認められなかった。4回までの統計だけVASスコアをとり、治療回数と共に満足度が上がる傾向となった。トリコスキャンでは治療回数と共に毛髪本数が増加する傾向となった。

20歳代後半から50歳代前半の女性14名、男性2名の顔面部のリフトアップ効果と同時に皮膚の若返り効果がみられた。注入した脂肪は従来の脂肪注入と比較して術後の減少が少なく約8〜9割の割合で生着した印象を得た。注入した脂肪生着の増減を確認するためVectraで撮影した。肌の変化はマイクロスコープで観察し、VISIAで撮影した。肌質やしみに変化がみられた。ハーフサイドで行った脂肪幹細胞のみの注入でも変化が見られた。しみ、しわ、肌理などの数項目を患者満足度アンケートとしてVASスコアをとったところ総合評価5点満点中平均4.0となった。

【考察】
吸引した脂肪に約120Kg/㎠の圧を加えることにより、細胞として寿命の比較的短い脂肪細胞を破壊し脂肪細胞として生存力のある若い脂肪細胞のみ用いることが本法の原理であり、脂肪組織の生着率が上昇するのと同時に幹細胞から種々のサイトカインが放出され、血管新生や周囲の細胞の分化を促すことが予想される。

特に CRF にすることにより低酸素状態となり、それが刺激となり脂肪幹細胞から成長因子が放出される。脂肪由来幹細胞から放出された蛋白にはKGF、HGF、VEGF、PDGF、Wint inducibleと言った種々の成長因子が含まれ、それらのサイトカインが相互に作用し周囲の細胞や皮下の幹細胞様細胞の活性が上がり、肌質が改善や毛髪再生が期待されると考えられる。

ほぼ脂肪細胞が空気に接触することなくCRF採取でき、CALの応用が手術室内に於いて可能な点である。 更に脂肪幹細胞蛋白は、すでに使用出きる状態にあり特別な設備や技術者が居なくても治療が可能である。従来無駄とおもわれていた脂肪からMesenchymal stem cellが取り出せ、脂肪吸引、Tummy Tuck 等の手術に付随して脂肪幹細胞を抽出できる美容外科医は今後再生医療を診療所で行える可能性がある。

連休はMBFの抄録作成

私事ながら大変恐縮ですが8月14日と15日とお盆中に連休をとりました。

お盆期間中連休をとのは振り返れば20年ぶりです。連休もとらず仕事と研究に勤しんできたのを鑑みると同時に好きだから頑張ってきたと感じましたが患者さんに良い治療をできればと考えておりました。

診療、治療、研究の事を考えずに8月末に締め切りの迫ったMBF(日本抗加齢美容医療学会Medical Beauty Forum)の抄録作成をしなくてはいけない事に気づきました。抄録の大枠ですが脂肪肝細胞を用いた治療となります。

幹細胞を動かして毛髪治療と幹細胞以外の幹細胞を活性させる事は大きく違います。HARG治療では2次的に幹細胞を活性させ、2次的3次的にあげると想定されます。逆に幹細胞以外の細胞の活性もあがりますが逆に成長因子の複合体で使用している再生医療とは異なります。

これらは主に幹細胞以外の細胞を活性化する又、幹細胞を活性化させたとしてもその刺激がその蛋白(サイトカイン)成長因子が作用している時のみに影響を受けます。この観点からより良いホームケアの解決は急務であります。

HARGスプレーもその大きな役割を担っております。今後HARGスプレーNo.2ヴァージョンの開発、濃度やその組成について11月から更に研究していく事になります。

皮膚の状態と発毛増加率との相関

7月末までの毛髪本数、発毛増加率(頭皮の電気抵抗、水分量、蒸散量、油分量、細菌量)との相関を調べてみました。やはり、皮膚の状態が良くなって来ないと毛髪の本数は増加しません。今後この関係を追求していき次世代医療に役立つような結果を得ていきたいと思います。

統計学上疑問点が多いので今回、埼玉大学前教授の柳井先生にご教授を賜り今後の調査方法のご指示頂きました。柳井先生は多数の医学的検証方法についての著書があり今回も先生にご無理を言って(検査方法、検定方法)について個人的ご教授を賜りました。今後、先生に教えて頂いた方法を駆使しながらより良い検証が出来ればと思います。

先生には夜遅くまで検定方法についての選択やその使用の仕方について大きなヒントを頂きました。

来年のICASも招待講演の依頼をいただきました

5日に招待講演を受けたICASから来年度の招待講演について依頼を頂きました。

来年は5月25日、26日、27日の3日間で今年よりも1日期間が延びます。

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