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HARG(ハーグ)療法 Archive

ベトナムの学会参加できなくなりました

シンガポールの先生が年末は忙しいとのことでベトナムの学会に参加出来なくなりました。

その先生にHARG治療や毛髪再生若返りについてこの幹細胞治療の知見を深めてもらいたかったので残念でした。
正月には来日する様な事を言っていたのでその時お話ができれば良いと思っております。

HARG治療の構層は単純に聞いただけでは解って頂けておりません。極力複数回の勉強や実地を含み2段3段と昇るよう勉強する方がより良い治療が可能になると考えています。

雑誌形成外科の特集

雑誌形成外科の特集。幹細胞の治療の現在の依頼原稿への写真及び毛髪本数のカウントを行いました。締め切りが月末との事ですがなかなか毛髪の本数のカウントが終わりません。

毛が増えてくると毛根数や本数自体が増えてきます。それらをカウントし更に頭皮の水分量や角質抵抗、脂分、細菌量、又超音波による頭皮の厚みやコラーゲン量を計り相関性をもたせたいから尚更難しいです。

開発中の高濃度の脂肪幹細胞蛋白の可能性について討議

秋田へD教授に会いにいきました。教授とは毛髪再生に対する可能性と成長の過程や成長因子について討議しました。

更には現在開発中の脂肪幹細胞蛋白(従来の凍結蛋白の10~100倍の濃度)のもつ可能性について討議しました。その中で今後サイトカイン(成長因子)との関係を更に詳しく検査し、基礎医学的実験、臨床的検査、を平行して行いその有効性をどのように証明するかも討議しました。

製造メーカーである韓国の研究者、そのうちの二名は岡山大学、東北大学を卒業し各々大阪大学と東京工業大学院を修了している非常に優秀な方々と更なるドラックデリバリーを含んで共同研究していくことになりました。我々の推し薦めているHARGスプレーは良い効果を生むようです。基礎実験を論文公表しこれからの新しいホームケア商品にしていきたいと思います。

これからの研究は今後B教授及びD教授の研究室と共に行われていくことになるでしょう。

PDGF毛髪再生医療について東京大学形成外科の二人の先生と研究を進めます

ベネズエラの先生からどの用に幹細胞を用いて毛髪再生するという質問を知り合いの韓国人のピーターを通じてありました。これらの可能性につては5月のイスタンブールで発表しています。

世界中の医師達がこの幹細胞を用いたHARG治療に注目しており実際先日イエール大学での研究を踏まえてPDGF毛髪再生医療についての臨床研究を東京大学形成外科の二人の先生と進めていく事になりました。

この先生は約1年半前に私の所にHARG治療をご自身のお休みの日に見学に来て幹細胞の可能性やサイトカインの可能性について討議しています。彼は血液の中からどの様に高濃度のPDGFを精製するかについて論文を入稿し現在入稿しています。

今後は治療結果をより確実なものにするためサイトカインの研究を複数の大学の先生方と共に研究して参りたいと思います。

美しさとは細胞の若さ

オーストラリアのスティーブン・ルー(Dr. Steven Lew)がボトックスの製造会社であるアラガン社に招待され六本木で古山先生と共にプレゼンを致しました。懇親会の度でDr. Lewが私に訊いたものは彼が今日講義に来た「美しさとは何か」という議題から外れ脂肪幹細胞の若返りについてでした。

二人は主たる主題を忘れ今後の展望や可能性について討議を交わしました。
何故と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、ヒアルロン酸でももちろん若返りますがヒアルロン酸を外から増量させる方法もあるし内から細胞を活性化させてあげるということもあるということです。

結局美しさとは細胞の若さでありそれを維持するということがシワのないまた、髪の毛のある状態だということです。ですから体というのは様々な要因(睡眠、食事、運動、ストレス・・・)健康と若さを保つ要因であり、かつこれは毛髪再生のみならず肌の再生と精神的な若さに繋がるということなのだと感じています。

次世代の毛髪再生のための蛋白の濃度や組成の討議

次世代毛髪再生用に幹細胞分泌蛋白をどの様につくるかH先生と様々な角度から討議しました。分泌蛋白の濃度及びその組成です。

更にその安全性や効果、これらを従来使用していた分泌蛋白を上回る様,基礎実験を含む研究と開発を共同で進めていくことを確認しました。実際この開発が軌道にのると更に多くの患者さんにより良い結果をもたらすであろうと予想されます。

脂肪前駆細胞から分泌されたPDGFが毛の幹細胞に効果的に作用するために

米国のイエール大学チームが脂肪前駆細胞からPDGFが分泌され毛の幹細胞に作用するとの発表がありました。臨床治療上PTGFの単独投与では実際あまり毛が生えませんでした。すると色々な条件、例えば花壇にチューリップを植えたとしても花壇の状況が良くないとうまく育たないのと同様で花壇の状況を整えることが必要不可欠となります。すなわちより良い頭皮の再生が鍵となると考えております。

この研究について9月29日に次世代幹細胞分泌蛋白についてH先生とディスカッションを交わす事になりました。

頭皮の超音波検査実験を今後の治療や開発に役立てます

頭皮の超音波診断での画像と見比べてみるとやはり髪の毛の量が多い患者さんの頭皮は厚みがあるということが解ってきました。これらの結果については10月2日の「日本美容臨床抗加齢学会(MBF)」で発表したいと思っております。

超音波検査は受けられた皆様も多いと思います。簡単に通常の超音波検査の様にできません。頭皮では髪の毛が超音波の妨げとなり頭皮の状態を把握する事が出来ません。すなわち患者さんの頭皮を剃毛(検査の部分をツルツルに剃って)検査するのです。

ですから毛髪本数と頭皮の関係についての論文はなく、私達がそれらの結果を発表し今後の治療やホームケアを含む様々なものの助けになれば良いと考え日検査実験をしています。

化粧品の効果は成分のバランスと濃度

弁護士連合会婦人会(むつみ会)にチャリティーバザーに脂溶性ビタミンCとコエンザイムQ10を含む化粧品を寄付させていただきました。

これらの商品は皮膚に非常に良く吸収される良いものでありますが、宣伝不足、価格的な問題などがありかなりの在庫がありました。実際むつみ会でのバザーでは販売と同時に完売しその後シミ、シワに対して非常に良い結果をもたらしたためバックオーダーが殺到しました。

むつみ会での売り上げは震災に遭われた方々に還元されます。バックオーダーが入った分更にむつみ会に寄付し東北の復興に役立ててもらう事にしました。

化粧品とは金額だけで決まらずそれに含まれるその内容や補助物質によっても左右されます。簡単に言ってしまえばHARG治療と同様に個々のバランスと各々の濃度によってその効果は変わって参ります。

この見地に立ち新しいHARGスプレーやそれらから波及するホームケア商品の開発を進めています。このために実際は多くの患者さんの協力を得て更にリーズナブルで費用対効果の高いものを配合して参りたいと思います。

MBFとベトナム講演の抄録の最終確認

今日は10月2日に発表するMBF(日本抗加齢美容医療学会Medical Beauty Forum)抄録の最終確認とベトナムで行う招待講演の抄録の最終確認を和文英文で入稿しました。

和文の方を掲載します

 

『脂肪由来幹細胞による皮膚の若返りとその分泌蛋白による皮膚及び頭皮・毛髪の再生治療』

幹細胞を用いた再生医療はこれからの臨床医療の大きなテーマの一つである。近年では再生医療の進歩と共に各種幹細胞の利用が活発になっている。我々は成人脂肪由来幹細胞及びその分泌蛋白を用いて、皮膚と毛髪の再生治療を行い良好な結果を得ているので報告する。

【方法】
成人女性腹部から脂肪吸引した脂肪組織より脂肪幹細胞を取り出し、約2週間に亘り低酸素状態において細胞を培養する。最終的に血清が無い状態とし幹細胞を刺激し、そこから分泌された蛋白を抽出する。この抽出蛋白(Advance Adipose-derived stem cell protein extract; AAPE, Seoul, Korea)に、ビタミンやアミノ酸を加えて皮膚の若返り、毛髪再生といった治療を行なった。

30G・32Gの針を用いNappage法・Papule法といったメソセラピーの手法で治療する。皮膚・毛髪の再生が行われるまで3週から6週間に一度の治療を続けその状態を経過観察した。
患者自身の腹部や大腿からメディカン製のLIPOMAX-SCを用い、外気に触れずにシリンジ内で吸引した脂肪細胞に約120kg/㎠の圧をかけて赤血球や水分・脂肪細胞・油脂成分の三つに遠心分離する。ウエット及び油脂部分を廃棄し、濃縮脂肪(CRF)を取り出し、患者本人の顔面部に注入する。その後3~6ヶ月後に冷凍保存した患者本人の濃縮脂肪を半顔面部に注入し左右差を比較検討した。

【結果】
毛髪再生治療に関しても、約4~6ヶ月の早い期間で効果が現れている。

患者満足度と改善効果を5段階で評価した。悪化は認められなかった。4回までの統計だけVASスコアをとり、治療回数と共に満足度が上がる傾向となった。トリコスキャンでは治療回数と共に毛髪本数が増加する傾向となった。

20歳代後半から50歳代前半の女性14名、男性2名の顔面部のリフトアップ効果と同時に皮膚の若返り効果がみられた。注入した脂肪は従来の脂肪注入と比較して術後の減少が少なく約8〜9割の割合で生着した印象を得た。注入した脂肪生着の増減を確認するためVectraで撮影した。肌の変化はマイクロスコープで観察し、VISIAで撮影した。肌質やしみに変化がみられた。ハーフサイドで行った脂肪幹細胞のみの注入でも変化が見られた。しみ、しわ、肌理などの数項目を患者満足度アンケートとしてVASスコアをとったところ総合評価5点満点中平均4.0となった。

【考察】
吸引した脂肪に約120Kg/㎠の圧を加えることにより、細胞として寿命の比較的短い脂肪細胞を破壊し脂肪細胞として生存力のある若い脂肪細胞のみ用いることが本法の原理であり、脂肪組織の生着率が上昇するのと同時に幹細胞から種々のサイトカインが放出され、血管新生や周囲の細胞の分化を促すことが予想される。

特に CRF にすることにより低酸素状態となり、それが刺激となり脂肪幹細胞から成長因子が放出される。脂肪由来幹細胞から放出された蛋白にはKGF、HGF、VEGF、PDGF、Wint inducibleと言った種々の成長因子が含まれ、それらのサイトカインが相互に作用し周囲の細胞や皮下の幹細胞様細胞の活性が上がり、肌質が改善や毛髪再生が期待されると考えられる。

ほぼ脂肪細胞が空気に接触することなくCRF採取でき、CALの応用が手術室内に於いて可能な点である。 更に脂肪幹細胞蛋白は、すでに使用出きる状態にあり特別な設備や技術者が居なくても治療が可能である。従来無駄とおもわれていた脂肪からMesenchymal stem cellが取り出せ、脂肪吸引、Tummy Tuck 等の手術に付随して脂肪幹細胞を抽出できる美容外科医は今後再生医療を診療所で行える可能性がある。

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